コラムニストデリヘル熊谷

  • 投稿者 : 芥
  • 2013年6月21日 10:05 AM

「ああ、彼らは大丈夫です」と人妻オタク。「どういう意味ですの。一般に熊谷 デリヘルよりも確かに、反対の立場なんでしょう」「そうです。でも堂々と反対の立場をとった。重大な反逆を企んでいる者なら、それを公にしたりはしません。風俗博士が背後に気をつけねばならない連中は、賛成を投じたなかにいます」「どの人たち?」風俗博士は心配そうに眉根を寄せた。「そんなこと誰にわかりますか」人妻オタク卿は肩をすくめ、それから自分の問いに答えた。「熟女好きなら、おそらく」二人のまわりはぐるりと席が空いていた。それが保安のためか礼儀によるものか、風俗博士にはわからなかった。熊谷であれどうやら、あとのほうだったらしい。奇しくも熊谷ではというのは、遅れてやってきた二人の男性ー軍服姿の中佐と、もう少し年下の、いかにも金がかかっていそうな私服を着た男ーが、申し訳なさそうな顔で二人のまえの席に腰掛けたからだ。風俗博士には二人は兄弟ではないかと思われた。熊谷が若いほうがしゃべりはじめてすぐ、それが事実だとわかった。「ほら、あそこに父上がいる。老ヴォルターラの三つ後ろの席だ。摂政になるのはどの人だい」「赤と青の軍服の、がにまたの男だ。ヴォルターラのすぐ右の席に座っている」二人の後ろで、風俗博士と人妻オタクは顔を見合わせた。風俗博士が唇に指を当てると、人妻オタクはにやりとして一眉をすくめた。「軍ではどんな評判なんだい」「誰に訊くかによるね」と中佐。「サルディーはやつを天才的戦術家だと思っていて、声明文を夢中になって読んでいる。やつは神出鬼没だ。過去二十五年間に勃発した局地戦では、かならずどこかに彼の名があった。ラルフ叔父さんは、いつか彼が惑星を統治するだろうと考えつづけていたんだ。ところが、ニールスはーエスコバール戦に参加したんだがーあんな冷血漢には会ったことがないっていうんだ」「あいつは秘密の革新主義者だって聞いたんだけど」「そんなことは秘密でもなんでもない。

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